社会人3年目の手取り平均はいくら?月収・年収の目安を徹底解説

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社会人3年目になり、「仕事には慣れたのに、手取りが思ったほど増えない」と感じていませんか。

最新の公的統計を基にすると、社会人3年目に近い層の額面月収は約28.5万~29.7万円で、手取りは月23万円前後が一つの目安です。

ただし、住民税や勤務先、地域、残業代によって実際の金額は大きく変わります。

この記事では、平均給与から手取りを試算し、控除の内訳や年収の目安、自分の給料が適正か確認する方法、今後手取りを増やす具体策まで分かりやすく解説します。

社会人3年目の手取り平均はいくら?月23万円前後が目安

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社会人3年目の手取りを考えるときは、最初に「額面給与」と「手取り」を分ける必要があります。

額面給与は会社から支給される控除前の金額です。一方、手取りは社会保険料や税金を差し引き、実際に銀行口座へ振り込まれる金額を指します。

社会人3年目の手取り平均は約22.5万~23.6万円

社会人3年目だけを対象とした公的な手取り統計はありません。
そこで厚生労働省の勤続年数別賃金を使うと、社会人3年目に近い勤続1~2年の所定内給与は月28万5,300円、勤続3~4年では月29万7,000円です。

東京都の協会けんぽに加入する40歳未満、扶養親族なしの会社員を想定すると、手取りはおおむね月22.5万~23.6万円になります。中心値としては月23万円前後と考えると分かりやすいでしょう。ただし、残業代、住宅手当、健康保険組合の保険料率などによって差が出ます。

公的統計では勤続1~2年の給与が月28万5,300円

厚生労働省の2025年賃金構造基本統計調査では、企業規模を合計した勤続1~2年の所定内給与は月28万5,300円です。勤続3~4年では月29万7,000円となっており、勤続年数とともに給与が上昇する傾向が確認できます。

ここでいう賃金は、2025年6月に支払われた税引き前の所定内給与です。時間外勤務手当、深夜勤務手当、休日出勤手当などは含まれていません。そのため、毎月残業がある人は、実際の額面給与や手取りが統計より高くなる可能性があります。

額面月収28万~30万円から手取りを計算する方法

手取りは、額面給与から健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、所得税、住民税を差し引いて計算します。社会人3年目に近い給与水準では、額面28万5,300円の手取りが約22.5万~22.8万円、額面29万7,000円の手取りが約23.3万~23.6万円です。住民税は前年所得を基に決まるため、人によって差が大きくなります。

社会人3年目の手取り年収と額面年収の目安

額面月収が28.5万~29.7万円の場合、賞与を含めない額面年収は約342万~356万円です。
手取り月収を単純に12か月分にすると、年間の手取りは約270万~283万円となります。

実際には夏と冬に賞与が支給される会社もあります。仮に年間賞与が額面60万円なら、額面年収は約402万~416万円です。賞与からも社会保険料と所得税が引かれるため、年収を比べる際は月給だけでなく賞与実績も確認しましょう。

大卒・高卒などの学歴や年齢による違い

2025年の新規学卒者の所定内給与は、男女計で高校卒が月20万7,300円、専門学校卒が23万700円、高専・短大卒が23万5,500円、大学卒が26万2,300円、大学院卒が29万9,000円です。

社会人3年目の給与には、初任給の差に加えて入社後の昇給額が反映されます。ただし、数年後には仕事内容、職種、成果、転職経験などの影響も大きくなり、学歴だけでは判断できなくなります。

男女差や企業規模によって平均給与は変わる

勤続3~4年の所定内給与を企業規模別に見ると、男女計では大企業が月31万8,500円、中企業が28万9,000円、小企業が28万5,600円です。大企業ほど基本給が高い傾向はありますが、すべての会社に当てはまるわけではありません。

自分の給与を判断するときは、同じ業界、職種、地域、企業規模の求人や賃金データと比べることが大切です。

平均と中央値の違いを理解して自分の給与と比べる

平均値は対象者全員の給与を合計して人数で割った金額です。
給与が特に高い人が含まれると平均値は押し上げられます。一方、中央値は給与順に並べたときの中央の金額です。

平均より1万~2万円低いだけで、直ちに待遇が悪いとは限りません。賞与、残業時間、休日数、福利厚生、仕事内容まで含めて比較しましょう。

社会人3年目の手取りから引かれる税金と社会保険料

給与明細を見ると、額面給与から想像以上の金額が引かれていると感じるかもしれません。特に社会人3年目は住民税の負担が本格化し、入社直後より手取りが増えにくい時期です。

健康保険・厚生年金・雇用保険の負担額

会社員の社会保険料には、主に健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料があります。厚生年金保険料率は労使合計18.3%で、原則として会社と従業員が半分ずつ負担します。

健康保険料率は加入先や都道府県によって異なります。東京都の協会けんぽでは2026年度の健康保険料率が9.85%です。雇用保険の労働者負担は、2026年度の一般事業で給与の0.5%です。

所得税は給与と扶養人数によって決まる

毎月の所得税は、給与から社会保険料などを差し引いた金額と、扶養親族等の人数を基に源泉徴収税額表で計算されます。

月給28万~30万円程度で扶養親族がいない場合、所得税は月数千円程度になるケースが一般的です。年末調整では各種控除が反映され、引かれ過ぎた税金が戻る場合もあります。

住民税が2年目以降に増えて手取りが減る理由

個人住民税は原則として前年の所得を基に計算され、給与所得者の場合は通常6月から翌年5月まで給与から天引きされます。

社会人3年目になると、2年目の年間所得が住民税に反映されます。昇給したのに手取りがあまり増えないと感じる原因の一つです。給与明細の住民税欄を前年と比べてみましょう。

社会人3年目の手取り平均に差が生まれる理由

同じ社会人3年目でも、業界や職種、企業規模、勤務地、残業時間、賞与、各種手当によって手取りには差が生まれます。

業界や職種によって基本給と昇給率が異なる

営業、ITエンジニア、コンサルタントなどは、成果や専門性に応じて給与が上がりやすい企業があります。一方、給与テーブルが年功的な会社では、3年目までの昇給が小さいこともあります。

求人情報では、固定残業代の有無、賞与実績、評価制度、昇給時期を確認しましょう。

勤務地域と企業規模が月収に与える影響

都市部は給与水準や地域手当が高い企業がある一方、家賃や物価も高くなります。地方では額面給与が低くても、生活費の安さによって自由に使えるお金が多くなる場合があります。

勤務地や会社規模を比較する際は、手取り額から家賃、通勤費、食費を差し引いた生活収支まで考えましょう。

残業代・賞与・住宅手当で実際の手取りが変わる

公的な所定内給与には原則として残業代が含まれていません。住宅手当、借り上げ社宅、資格手当なども生活に大きく影響します。

額面給与が少し低くても、会社負担の福利厚生によって実質的な生活水準が高いケースがあります。

社会人3年目の手取りが適正か確認する方法

平均額だけで自分の給与が適正か判断することはできません。給与明細、源泉徴収票、評価制度、同業他社の求人を組み合わせて確認しましょう。

給与明細で支給額と控除額を確認する

給与明細では、基本給、残業手当、各種手当などの支給項目と、健康保険、厚生年金、所得税、住民税などの控除項目を確認します。

不明な控除や急な変化があれば、勤務先の給与担当者へ確認しましょう。

ボーナスを含めた年間手取りで比較する

月給が高くても賞与が少ない会社と、月給が低くても賞与が多い会社では、年間収入が逆転することがあります。

転職先と比較するときは、想定年収だけでなく、賞与が業績連動か、固定残業代を含むかも確認しましょう。

平均より低い場合と高い場合の判断基準

手取りが月23万円を下回っていても、残業が少ない、休日が多い、社宅が安いなら、必ずしも条件が悪いとはいえません。

反対に平均より高くても、長時間残業が前提なら慎重な判断が必要です。労働時間や福利厚生、今後の昇給見込みまで含めて評価しましょう。

社会人3年目から手取りを増やすための具体策

社会人3年目は、実績やスキルを説明しやすくなる時期です。社内評価の改善、資格取得、転職相場の確認、固定費の見直しを順番に進めましょう。

評価制度を確認して昇給や資格手当を狙う

上司との面談では、売上、対応件数、作業時間の短縮などを数字で示すことが重要です。資格手当や資格取得費用の補助制度も確認しましょう。

転職市場の年収相場を調べて選択肢を広げる

同じ職種の求人を確認すれば、自分の経験が市場でどの程度評価されるか分かります。

年収だけでなく、福利厚生、残業時間、仕事内容、将来性まで含めて比較してください。

固定費と税制優遇を見直して使えるお金を増やす

通信費、保険料、サブスクリプション、家賃などを見直せば、給与が変わらなくても自由に使えるお金を増やせます。

税制優遇制度は条件を確認し、生活防衛資金を確保してから活用しましょう。

まとめ

社会人3年目の手取り平均は、最新の勤続年数別賃金から試算すると、月22.5万~23.6万円、中心値では約23万円が一つの目安です。

ただし、公的統計の給与額には残業代が含まれておらず、健康保険料率、住民税、扶養人数、賞与、住宅手当によって実際の手取りは変わります。

平均より低いからといって、すぐに転職が必要とは限りません。

まず給与明細と源泉徴収票を確認し、年間収入、労働時間、福利厚生、今後の昇給見込みまで整理しましょう。

そのうえで評価面談や資格取得に取り組み、同業他社の求人も確認すると、自分に合った選択肢が見えてきます。