黒澤建設工業株式会社/押切志織さん

「空気と水で社会に奉仕する」というキャッチコピーを掲げる黒澤建設工業株式会社は、いわゆる建設業のなかでも特に「空気調和」と「給排水」というふたつの建築設備分野に特化した専門エンジニアリング集団。1937年の創業からすでに85年を数えるという長い歴史を持つ老舗企業である一方で、これから百年企業になろうという今でもなお「水と空気に関わる仕事はどんなことにでもトライしていく」という意気込みで新たな挑戦を続けるチャレンジングな会社です。その仕事の領域は公共施設からオフィスビル、ホテルや商業空間など、地域の人びとが毎日を過ごすあらゆる建物やシーンに及んでおり、そしてそこにおいて地域のインフラとなって安全安心で快適な暮らしを支えています。

そんな同社で働く押切志織さんにお話を伺いました。
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設計積算部の押切志織さん。2022年3月、東北芸術工科大学環境デザイン学科卒業。


いま、どんなお仕事をされているのでしょうか。

押切さん:黒澤建設工業という会社の仕事の一つは建物の設備環境の設計や工事ということになります。その中でわたしの所属する部署では、配管の設計であったり、その金額の見積もりを計算することなどを担当しています。入社からようやく1年になろうとしている段階なのですが、実際には見たこともない現場の配管について過去の図面や情報だけを頼りに計算していくということはわたしにとってなかなかに難しいことでした。それでも、慣れない仕事にも少しずつ慣れてきて、だんだん仕事ができるようになってくると、上司や先輩方に褒めていただけるようになったり、頼られたりするようになると嬉しくなってきて、より「頑張ろう」と思える場面が増えてきたのはとても嬉しいことです。


そもそもこの会社に入社するきっかけはどんなことだったのでしょう。

押切さん:大学のキャリアセンターから紹介されてこの企業のことを知り、そして自分なりに調べてみると、面白そうだと思えたので、説明会や面接を受けるようになりました。採用担当の方は、実際の現場を回りながら仕事内容を丁寧に教えてくださったりして、大学生のわたしにもわかりやすいようにとても熱心に対応してくださったので、「新入社員にもしっかりと尽くしてくださる会社なのだな」と感じ、それが入社の動機となりました。

わたしはもともと「新人育成に時間をかけてくれる会社がいい」と考えていました。というのも、会社に慣れるだけでも時間がかかると思っていので、最初から大きな仕事を任されるようなところよりも、ゆっくりと徐々に仕事を任せていってくれるような会社が自分には合っていると思っていたのです。その点、この会社でよかったな、と思っています。

黒澤社長と、本社前にて。


これから就職を考える大学生の皆さんにメッセージをお願いします。

押切さん:わたしが就職活動をした時期というのは、コロナ禍ということもあり、インターンとして企業に赴き職場を体験するということがまったくできませんでした。でも、逆に言えば、それでも自分にとっていい会社を選ぶことはできたんですね。最初は黒澤建設工業という会社のことを「CMをやっている会社」というくらいにしか知りませんでしたが、キャリアセンターの先生に勧めてもらってから自分なりにいろいろ調べてみたんです。そうすると「創業から85年にもなるのに硬い感じの社風でもない、面白そうな会社だな」ということがわかったり、いろんな新しい発見がありました。そんな経験があるので、これから就職活動をしようする皆さんがもし会社選びに悩んだなら、どんな些細なことであってもちょっとでも気になったことは自分なりに調べてみる、ということを大事にしてもらいたいな、と思います。それだけで、急に視野が広がったり、見えていなかったものが見えてきたりするものなので。

Company Data 名称 黒澤建設工業株式会社
代表者 代表取締役 黒澤 友晴
創業 1937年 10月
  所在地 〒990-0067 山形県山形市花楯2丁目9番21号
  事業概要 空気調和設備事業
給排水衛生設備工事
土木工事上下水道工事
リニューアル・省エネ提案
  営業所 仙台支店、天童支店
庄内営業所、東根営業所
新庄営業所、米沢営業所
  Webサイト https://www.kurosawa-kensetu.jp/

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photo & video: Kaho Fuse, Suzuka Sato(strobelight)
text: Minoru Nasu(real local Yamagata


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