山形農業協同組合/矢萩 信哉 さん

山形農業協同組合(JAやまがた)の仕事の領域は非常に広大だ。自然と農業の豊かな山形であるがゆえに、農業振興に関わる事業のウエイトや役割が非常に大きいことはもちろんだが、それだけにとどまるものではない。不動産事業もやる、銀行事業もやる、生命保険や共済事業までをも担うなど、その事業領域の広大さは他に例を見ないほど。
そしてなんといっても、野菜、米、果物、花、畜産などなどあらゆる農業が盛んなこの山形という地域においては、JAやまがたという事業体の存在感の大きさは際立ったものがある。まさに地域を支えている存在なのだ。

今回は、そんなJAやまがたの職場としての魅力について、西部営農センターの矢萩信哉さんにお話を伺った。

矢萩信哉さん。東北文教大学 子供教育学科卒業。2020年入社。自身の職場である「西部営農センター」にて。


Q:JAやまがたに就職しようと決めた「決め手」はなんでしたか。

矢萩さん:山形での就職は最初から考えていたことでした。山形といえば農業ですし、私の祖父が米農家をやっていたということもあり、農業は幼い頃からとても身近なものでした。地域に貢献できる仕事に就きたいという気持ちもあり、JAやまがたを選びました。また、友人が多くいるということも、山形で働く大きな理由のひとつでした。やっぱりプライベートが充実しますよね。

Q:現在の業務内容を教えて下さい。

矢萩さん:営農指導員をしています。農家さんの相談事を聞いて解決する仕事です。担当は水稲で、例えば、苗を作る段階で様子がおかしかったりすると農家さんから「見に来てもらえないか」と相談をいただきます。それをなんとか改善できないかと、農家さんと協力しながら対応していきます。「今年はどんな除草剤がいいか」といったような相談ももらいます。でも、私自身まだ学び始めたばかりのことで、経験も浅く、まだまだ知識不足な部分もありますから、これからもっと吸収し学んでいかなければなりません。

Q:仕事に対して、どんなところにやりがいを感じていますか。

矢萩さん:担当した農家さんをサポートして「助かった」と言っていただいたり、「今年の収量はすごくよかったよ」などという声を聞くのはとても励みになります。頼ってもらえなければ指導員をやっている意味がありませんから、しっかりと農家さんに頼られる存在となれるよう頑張っているところです。

西部営農センターのセンター長である山口さんと。


Q:働く環境に良さは感じていますか。

矢萩さん:自由にやらせてもらっていると感じます。前任者通りではなくても、より効率よく進められるように改善していくこともできますし、新しいことにチャレンジすることに対しても好意的に認めてもらっています。「農協」というと古い組織だというイメージもあったのですが、まったくそういうことはなく。むしろ自由度はかなり高いと思いますね。また、上司や先輩たちは、失敗したとしてもフォローしてくださるので、安心して働ける環境だと感じています。

Q:学生のみなさんに就職に関して伝えたいことはなんですか。

矢萩さん:私は3年生の年明け1月から就活を始めました。でも、振り返ってみると、就職について深く考えている余裕がそんなになかったですね。早いところですと3月から採用が始まってしまうわけですから、視野を広げて就活するためにも、できるかぎり早めに行動することをおすすめします。

Company Data 名前 山形農業協同組合
所在地  〒990-8535 山形市旅篭町一丁目12番35号
Webサイト https://www.jayamagata.or.jp/

JAやまがた マネジメントインタビュー(山口正昭さん)はこちら。

photo/ Mikako Ito, text/ Natsumi Nakayama, edit/ Minoru Nasu

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