山形農業協同組合/西部営農センター センター長 山口正昭さん

山形農業協同組合(JAやまがた)の仕事の領域は非常に広大だ。自然と農業の豊かな山形であるがゆえに、農業振興に関わる事業のウエイトや役割が非常に大きいことはもちろんだが、それだけにとどまるものではない。不動産事業もやる、銀行事業もやる、生命保険や共済事業までをも担うなど、その事業領域の広大さは他に例を見ないほど。
そしてなんといっても、野菜、米、果物、花、畜産などなどあらゆる農業が盛んなこの山形という地域においては、JAやまがたという事業体の存在感の大きさは際立ったものがある。まさに地域を支えている存在なのだ。

今回は、そんなJAやまがたの職場としての魅力について、西部営農センター・センター長の山口正昭さんにお話を伺った。

西部営農センター センター長の山口正昭さん。

インタビュー動画はこちら。


Q:JAやまがたは、どんな職場なのでしょう。

山口さん:私たちの職場であるこの西部営農センターの事業の大きな柱のひとつは農産物の集荷と出荷業務です。また、農家さんへの肥料農薬の販売であるとか、生産物に関する様々な相談の対応などを行っています。

JAやまがた全体で見ると、このような営農センター以外にも様々あります。例えば、不動産業務、JAバンクの銀行業務、生命保険や個人年金などの共済事業を行なうような支店もありますし、直売所の運営や福祉事業なども行っています。このうように非常にバリエーションに富んだ仕事が様々にある、ということがJAやまがたの大きな特徴だと思います。取引先や関係者も様々あり、農家さんとの触れ合いもあり、行政と連動した取り組みもしていますから、その意味では、ほかのふつうの企業にはない業務形態と言えますし、働く人がそれぞれの楽しみややりがいを見つけられるのではないかと思いますね。

農業振興を通して地域社会に貢献する、というのが私たちのモットーです。ふだんから接する農家さんたちをしっかりと支えることが、地域活性化に繋がると考えています。高齢化が進んでいたり、耕作面積が縮小していったりという現状もありますが、そのようななかでも、農家の人たちが農業しやすい環境を提供したり、農業を知らないけれどこれから始めたい方の新規就農をサポートすることも行っています。


Q:どのような人材を求めていますか。あるいは、これから働く若い人にどのような資質を求めますか。

山口さん:素直な人がいいと思います。もちろん自分の考えをもっていることも大切ですが、指示されたことにはきちんと従いやりとげることも大切でしょう。なににおいても、素直な人は、しっかり育っていくと思います。

どんな人にも得意不得意があるものですし、また、最初からレベルが高いとか「これができる」という人よりも、伸びしろがある人のほうがいいのではないでしょうか。学生を卒業したばかりのみなさんは会社に入ってから社会人になるわけです。まだ経験がないわけですから、できないところからスタートするのは当たりまえですよね。大事なのは、目の前に壁を感じたり限界を感じたりしたときに、それを乗り越えられるかどうかです。最初からこういうことができる、という人よりも、自分で「ここまでできるようになるんだ!」という気持ちをもって挑戦できる人がいいと思いますね。

Company Data 名前 山形農業協同組合
所在地  〒990-8535 山形市旅篭町一丁目12番35号
Webサイト https://www.jayamagata.or.jp/

JAやまがた 社員インタビュー(矢萩信哉さん)はこちら。

photo/ Mikako Ito, text/ Natsumi Nakayama, edit/ Minoru Nasu



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